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『演奏しない軽音部と4枚のCD』 [本]

 高木敦史
 ハヤカワ文庫 (JA)

 このレビューを書こうと、色々ググってみて、この作者はラノベに分類されてことを知る。いや、店頭で見つけて、タイトルと裏表紙の解説だけ読んで買ったから、事前の知識全くなし。
 非常に読みやすくて、しかけもしっかりある、けど、かすかに残る違和感が、「ラノベ」の一言で説明できてしまった。そういうことかー。

 主人公は高校一年生の女の子・楡未来。彼女の叔母が残した、雑音にしか聞こえない音が入ったCDを持って訪れた軽音部で塔山雪文と出会う。彼は音楽に関する該博な知識を駆使して、その謎を解いてしまう。
 というような話が四つの連作。最後のエピソードは、第一エピソードに帰ってくる、という構造。

 ところがその要素には救いが全くない。
 筆致が軽くて、「日常の謎」系かと思わせる楽しさまであるのだが、ちょっと唖然とする。そういえば、四話ともそうなんだった。
 俺がよく使う「ザラっとしてる」どころじゃない。本を投げ出しかねない感じ。

 あと、楡未来のキャラが一話と二話で変わってる――と思えるくらい違う。それぞれ描かれてない局面での言動があるからそうなったんだと思うが、これは正直、困った。

 その救いのなさと裏腹に読後感はいいので、ブックオフにもっていきはしないけど、やっぱラノベは合わんわー。
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